2017/10/29

niyago

「カレーライス」などのヒット曲で知られ、24日から昏睡状態に陥っていたシンガー・ソングライター、遠藤賢司(えんどう・けんじ)さんが25日早朝、胃がんのため東京・新宿区の病院で死去した。70歳だった。“エンケン”の愛称で親しまれ、1960年代から70年代初めのフォークソングブームをけん引。昨年6月にがん闘病を公表後も亡くなる直前まで音楽活動を続け、最期までアーティスト魂を貫いた。
http://www.sankei.com/entertainments/news/171026/ent1710260002-n1.html


「不滅の男」
遠藤賢司が逝ってしまった。

僕が彼を始めて知ったのは14歳の頃。
ボソボソと呟く「カレーライス」をラジオの深夜放送で聴いたのが彼との初めての出会いだった。
陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺した三島由紀夫のニュースよりも、君の作るカレーライスの方が気になるという、その歌詞に驚くと共に僕に真のノンポリを教えてくれたのもこの曲だ。

その数カ月後に日比谷の野音で生の彼のステージを見ることが出来た。

いやね、もうその圧倒的な存在感とギターテクニック。
僕は口をポカンと開けて彼のステージを見つめていたのだ。
その帰りに当然のように彼のアルバム、「満足できるかな」を買ってしまい、電車賃までなくなって下落合の自宅まで歩いて帰ったのはいい想い出(笑)

◇         ◇          ◇

僕に多大な影響を与えてくれたミュージシャンたちが次々と旅立っていく。
先日逝ってしまったボー・ディドリーもそのひとり。

寂しいけど、それが生きるって事なんだよね。


夜汽車のブルース / 遠藤賢司  1970年全日本フォークジャンボリー