2018/12/11

元カノ

何十年ぶりだろう。
Macとの久々の出会いだ。



振り返れば、あれは1988年の事か。
DTMを演り始めた僕は、必要に迫られてMacintosh SE2を購入した。
当時の金額で30万円オーバー。
楽曲制作&MIDI音源ソフトのCubaseを走らせるだけの事にそれだけの投資をしたわけだ。

が、そのMacintosh SE2は僕に多くの幸せを与えてくれた。
"Mitsuko"と名付けた僕のSE2。
素朴で、それでいてどこかキッチュな彼女は、いつも僕に寄り添っていてくれていた。
それはある意味、ふたりにとっての蜜月だったのだろう。

が、年が明けて1989年。
MS社からあのWindows95が発売された。

そして、特別なモノであったはずのパーソナルコンピューターが加速度的に身近なモノとなっていく。
スティーブ・ジョブズが夢見た未来を実現させたのは、奇しくもビル・ゲイツだったというのも面白い話。

難解なDos/V機にMacintosh風の親しみやすい衣装を着せたのだがWindows95なのだが、僕もご多分に漏れず1989年以降、ずっと今までWindowsを使い続けてきた。
それでも当初の2年ほどはMacintoshと併用していたが、Adobe社のIllustratorとPhotoshopがWindowsに対応してからは、ほぼWindowsだけを使ってきたと言っていい。


だがしかし!
再びMacintoshと遭遇!

久々に逢った彼女はグラマラスに変身していた。
そのくせ軽い身のこなしで僕の心をくすぐる。

子供どころか孫世代のiPhoneやApple Watchとの独特な距離感も特筆すべきものがある。




人生は出会いと別れの繰り返し。
モノもおそらく同じなのだろう。


久々に逢った彼女は
僕にとびきりの笑顔を届けてくれた。





















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