2017/02/18

Tom & Jelly

子供の頃から見ていた。
Wikiで見ると、日本での最初の放映は1964年。
そこから繰り返し再放送されていたので、大人になるまで毎日といっていいほど見ていたような気がする。

























この作品、1940年に制作を始めた。
当時のアメリカのカトゥーンでは、ウォルト・ディズニーが圧倒的な支持を受けていたが、MGMがそこに果敢な戦いを挑んでいったのだ。
当初は芳しくなかった評価も、徐々に人気を帯びていき、その後はアカデミー賞を何度か受賞している。
そしてアニメーターとしてのハンナ=バーベラの2人の名が全米に轟くこととなった。
現在でも、この二人手がけた初期の作品が最も好評価なのだ。

僕の記憶する限り、この作品に台詞は殆ど登場しない。殆どが音楽で進行を表現している。
時に黒人のお手伝いさんが「トム~!このバカ猫!」と怒鳴るが、それはごく例外的だ。
また、レギュラーではなく、映画版の長編モノも何話かあるのだが、その場合も台詞を多用する場合もあったようだ。

さて、この「トムとジェリー」
しょっちゅう2匹が喧嘩をするのだが、実は大の仲良しでもある。
それを感じさせるエピソードは多々あるのだが、それが何とも心温まるのだ。
ただのドタバタ喜劇だけであれば、やはりこれほど高い評価を受け、そしてこれほど長く愛されていないのだろうと思う。

そう、この作品のテーマはきっと「愛」なのだ。

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