“フュージョンのゴッドファーザー”と呼ばれたギタリスト、ラリー・コリエルが日曜日(2月19日)、滞在先のNYのホテルで亡くなった。
代理人によると、彼は睡眠中に息を引き取ったという。自然死だったと伝えられている。73歳だった。(MME Japan)
なぜか日本ではさほど人気がなかった。
同じ70年代に活躍したラリー・カールトンやリー・リトナー、ジョージ・ベンソンなどとは対照的だ。
そのギターに甘さはない。
豪快で攻撃的、なのにどこか繊細なフレーズも織り交ぜる。
日本で人気が出なかったのは、ロック的なアプローチが受け入れられなかったのだろうと思う。
後期のマイルス・デイヴィスバンドが日本ではあまり人気がなかったのと同じだ。
僕の好きなアルバムは、1970年にリリースされた「Spaces」。
ジョン・マクラフリン、チック・コリア、ビリー・コブハムが参加したスリリングなアルバム。
その緊張感は半端ない。
中でも、マクラフリンとの行き詰まるギターバトルは圧巻だ。
そう言えば、同時期に活躍したアル・ジャロウも先日亡くなった。
去年はピアニストのジョー・サンプルも亡くなった。
僕の好きだったミュージシャンが、櫛の歯が抜け落ちるように亡くなっていく。
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